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ごあいさつ
全国国民健康保険診療施設協議会
会 長 小 野 剛
(秋田県・市立大森病院長) |
令和4年6月17日 会長候補者推薦会議
所信表明
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新型コロナウイルス感染の第2波が懸念される中で地域住民の健康の保持増進に懸命のご尽力をされている国診協会員施設の職員の皆様に深く敬意を表する次第です。また、先日の熊本豪雨災害に被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。
この度、押淵徹前会長の後任として国診協会長に就任いたしました。国診協は今年開設60周年を迎えます。この歴史ある国診協の会長をさせていただくことは大変名誉であるとともにその重責に身が引き締まる思いです。今後は会員の皆様の声をお聞きし会員目線で国診協の運営を行っていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
就任にあたり今後の国診協運営のキーワードを「つなぐ」と考えました。一つは会員施設の皆様と双方向性に「繋がる」ことです。国診協会員施設も徐々に減少し来年度から会費増額をせざるを得ない状況になり過日書面で行われた総会でご了解をいただきました。皆様のご負担を増やすことは大変心苦しいことではありますがご理解をいただいたことに感謝申し上げます。また、その際、「会員施設の増強と事業及び業務の見直しをすべき」とのご意見もいただきました。今後は会員施設増加の努力をするとともに会運営内容を精査して事業及び業務の改善をしつつ、会員の皆様の声を十分にお聴きしながらこれまで以上に有用な情報を提供することで双方向性に「繋がる」ことを実行して行きたいと考えています。もう一つは、厚労省や全国自治体病院協議会など病院団体との「繋がり」です。この「繋がり」によりいろいろな情報を入手するとともに国診協会員のメリットになるような要望や提言を行っていきたいと考えています。最後は、次の世代に「繋ぐ」ことです。国保直診が今後も地域住民の健康の保持増進を担っていくためには、次の世代を担う若手医師はじめ若手スタッフに活き活きと活躍して頂くことが必要です。国診協70周年に向けて若い世代の活躍の場を作るとともに、次世代へ「繋ぐ」土台を作っていきたいと考えます。
予期せぬ感染症や自然災害が発生するなど厳しい世の中ではありますが、全国の会員の皆さまが「明るく、元気に、前向きに」活動できるように国診協の運営を行って参ります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和2年7月6日